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横浜市の教科書

横浜市の中学歴史教科書が最近ニュースになりました。新しい歴史教科書を作る会が編集した教科書が採択されたという内容です。
詳しくは
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200908040180.html

教科書の内容については、いろいろな価値観がありますし、私は学校の教科書が全てではないし、親が必要と思われる知識や価値観を伝えればいいと思っていますので、特にここで問題にはしません。

今回正直いろいろと知らなかったことが多くて、たとえば18区それぞれに教科書を決めているということ、教育委員会の委員が無記名投票で決め、同数の場合は委員長が決めるということなどがあります。

まず疑問に思うのは、なぜ18区のうち、あの8区(北部4区)が中心に自由社の教科書を使われることになったのか。これは結局学力がこの区は高いので、それにあった教科書とされているという理由もあるようですが、そこまで区の違いによる学力差は顕著なのか?またそういう区別を一つの自治体の中で本来していいのか?アジア系の少ない区に採用してるんじゃないかとか、いろいろと気になってきます。

あと教科書の選択というのはかなり重要な制度的な判断のように思いますが、それが区ごとに出来るのに、なんで他の教育に関することは区単位で判断されないの?とも思います。とにかく、教科書の内容より、この決定のプロセスとその根拠に疑問を抱かざるをえないなと感じています。次回からは全市で統一するらしいですが、違う区に赴任する教師は、違う教科書に対応しなければならないし、転校する子も違う教科書に対応しなければならない。なんか、一体誰のためにやっている仕組みなのかよくわからないです。

今回のことで唯一はっきりしているのは、横浜市の中学生の子どもの学力がこの教科書のおかげで伸びるかではなく、自由社という会社がこれで儲かるということくらいでしょうか。

at 12:44, kurachannet, 教育

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