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東日本大震災9

7日は、午前中石巻市の海沿いの地域の渡波という場所で住宅のがれき撤去作業をしました。朝、現地の吉村誠司さんの話で、あそこはイカ・ガレキ・イカ・ガレキだからと笑いながら言われ、なんとなくイカが大量に散らばってるというイメージはあったのですが、現地に近づくと異様な匂いが漂い始め、被害もさることながらその匂いのすごさに驚きました。周りには水産加工の工場がいくつかありそこの魚介類が大量に周りに飛散したようです。

長靴、カッパ、防塵マスク、ゴム手袋に着替え依頼のあった住宅に行きました。
はっきりと最初は見えなかったのですが、大量のイカをつめた箱がぐちゃぐちゃになりながら家にガレキととともに積もっています。
冷凍されていたイカは重なってはいるが、取ろうとするとニュルニュルとし、手から滑り落ちそうになります。イカをつかむたびに悪臭がマスクの中にまで浸透し、吐き気がするほどの強烈な匂いです。取っても取っても出てくるイカの数、15分程度の作業で軽トラックの荷台はイカで満杯です。作業を見守る住民の方は本当に大変な思いをされているだろうし、一刻も早くこの状況を改善したいとは思いますが、マンパワーは圧倒的に不足しています。とにかく人も重機も足りない現状がまだまだ続いています。


作業中にご夫婦がちょうどその場所で津波から逃げる時に3歳のお子さんと離れてしまったとかで探しにこられていました。作業をする横でずっと子どもの名前を呼び続けるお母さんの後ろ姿を見て、私たちには想像すら出来ない苦しみを被災者の皆さんは抱えていることを改めて感じました。
みなさんにも聞こえますか?お母さんの声・・・。
書いているこの瞬間も思い出すと涙が出ます。

午後は近くの小学校でチュロスを炊き出しをしました。冷凍して持ち込んだチュロスは溶けることもなく、油であげ、シナモンシュガーをつけ熱々のままみなさんに食べて頂きました。こんなおやつ初めて!と言った声や、チュロスって何?って声、280個のチュロスは2時間で子どもたちから、お年寄りまで多くの方に届けられました。小学校の2階から手を振って私たちを見送ってくれた被災者の姿に元気をもらえました。

帰りの高速上で宮城震度6強の地震速報が。これまでの地震速報とは違った受け止め方を今回一緒に初めて被災地に行ったみなさんはされたのではないかと思います。きっと現地で見聞きした様々な事が記憶によみがえると思います。周りの人たちの新たな行動につながるように現地で体験した事を伝えて頂ければと思います。
今回の支援活動は、本当に多くの方々の支援によって実現出来ました。改めてみなさんにお礼申し上げます。

協力して頂いたお店など
PUISSANCE HP 
シュタットシンケン HP
ガレットデロア協会 HP

at 10:28, kurachannet, 防災

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